セラミック治療を検討している方の多くは、「自然な見た目に仕上がるか」「しっかり噛めるか」「長持ちするか」といった点を気にされる方も多いですよね。
しかし、セラミック治療の成功には、歯科医師だけでなく歯科技工士の技術が大きく関わっていることをご存じでしょうか。
歯科技工士は、詰め物や被せ物を作る専門家です。
精密な補綴物が作られることで、見た目や噛み合わせが自然になり、治療の予後が良くなります。
逆に精度が低い補綴物を使用すると、噛み合わせのズレや破損、歯肉の炎症などのリスクが上がります。
この記事では、セラミック治療における歯科技工士の役割や、補綴物の精度が重要な理由について詳しく解説します。
目次
■歯科技工士の役割とは?
◎歯科技工士とは
歯科技工士は、歯科医師の指示に基づいて補綴物(詰め物・被せ物・ブリッジ・入れ歯など)や、矯正装置を製作する専門職です。
特にセラミック治療では、患者さまごとの歯の形や色に合わせた精密な補綴物を作るため、技術力が求められます。
◎セラミック治療における歯科技工士の重要な役割
歯科技工士は、歯科医師と連携しながら補綴物を作成しますが、具体的には以下のような工程を担います。
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患者さまの歯型を基に、精密なセラミックの補綴物を作製する
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天然歯と見分けがつかないような色調や透明感を再現する
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噛み合わせに問題がないように形状を調整する
これらの工程を正確に行うことで、患者さまの口腔環境に適した補綴物が完成し、違和感のない仕上がりになります。
■補綴物の精度が低いと起こるリスク
◎噛み合わせの不具合
補綴物の精度が低いと、噛み合わせがズレてしまうことがあります。
噛み合わせが悪いと、顎関節に負担がかかり、顎の痛みや頭痛、肩こりなどが起こることがあります。
また、片側だけに強い力がかかると、歯がすり減ったり、補綴物が破損しやすくなったりすることもあります。
◎補綴物の脱落や破損
精度が低い補綴物は、歯にしっかりフィットせず、外れやすくなります。
特に、噛む力が強い奥歯では、適切に作られていない補綴物が欠けたり割れたりすることがあります。
補綴物が破損すると、再治療が必要になり、患者さまにとって時間的・経済的な負担が増えてしまいます。
◎むし歯のリスクが高くなる
補綴物が歯に適切にフィットしていないと、歯と補綴物の隙間に細菌が入り込みやすくなります。
その結果、補綴物の下でむし歯が進行し、外れてしまう可能性があります。
■サンワデンタルクリニック栄では歯科技工所と密に連携
◎精密なセラミック治療
サンワデンタルクリニック栄では、補綴物の品質を重視し、歯科技工所と密に連携をとっています。
これにより、患者さまに適した、違和感のない補綴物をお作りできます。
◎歯科技工士とのコミュニケーション
歯科医師と歯科技工士が綿密に情報共有を行い、補綴物の細かな調整を行います。
例えば、患者さまの歯の色や形に合わせたセラミックの微調整、噛み合わせのバランス調整など、コミュニケーションをしっかり取ることで、細部までこだわった補綴物を作製します。
【手作業の綿密さとコミュニケーション】
セラミック治療の成功には、歯科技工士の技術力が欠かせません。
精度の高い補綴物を作ることで、噛み合わせが良くなり、より良い使用感を得られます。
一方で、精度の低い補綴物を使用すると、噛み合わせの不具合や補綴物の脱落、むし歯発生などのリスクが高まります。
サンワデンタルクリニック栄では、歯科技工所と密に連携し、高品質なセラミック補綴物をご提供しています。
セラミック治療を検討している方は、補綴物の精度や歯科技工士の技術力などを重視し、信頼できる歯科医院を選ぶことが大切です。