ホワイトニング前、クリーニングが必要なのか考えたことはありませんか?
ホワイトニングの薬剤が十分に浸透するためには、歯の表面がきれいに保たれている必要があります。
しかし、歯垢(プラーク)や歯石などの汚れがあると、ホワイトニングの効果が大きく阻害されます。
この記事では、ホワイトニングの効果を最大限に引き出すために必要なクリーニングの重要性やそのタイミングについて解説します。
目次
■ホワイトニングの効果を阻害するもの
◎歯垢(プラーク)、バイオフィルム
歯の表面には、細菌が集まってできる「歯垢」や「バイオフィルム」と呼ばれる膜状の汚れが付着します。
これらは歯の表面を覆い、ホワイトニングの薬剤の浸透を妨げる原因となります。
◎歯石
歯石は、歯垢が長時間放置されて固まったもので、自宅でのブラッシングでは取り除くことができません。
歯と歯肉の境目につきやすく、歯石が付着しているとその部分に薬剤が届きにくくなり、ホワイトニングの効果が薄れてしまいます。
◎ペリクル
ペリクルとは、唾液中のタンパク質が歯の表面に付着してできる薄い膜のことです。
唾液由来のタンパク質で、この膜自体に病原性はありません。ブラッシング後でも絶えず生成され続ける膜のため、基本的に除去することはできません。
しかし、このペリクルが薬剤の浸透を妨げるため、ホワイトニング前に除去することでホワイトニングの効果を上げることができます。
■ホワイトニング前にクリーニングをすると
◎薬剤の浸透がよくなる
クリーニングを行うことで、歯垢や歯石、ペリクルといった汚れが取り除かれ、歯の表面がきれいな状態になります。
その結果、ホワイトニングの薬剤がしっかりと歯に浸透し、より効果的に歯を白くすることが可能になります。
◎薬剤のムラがなくなる
汚れが付着した状態でホワイトニングを行うと、薬剤がムラになりやすく、仕上がりに不均一な部分ができてしまう可能性があります。
しかし事前にクリーニングをすれば、よりムラのない仕上がりになります。
■クリーニングを行うタイミング
◎ホワイトニング直前にクリーニングを受ける
ホワイトニングの直前に歯科医院でクリーニングを受けましょう。
ホワイトニングのプログラムの中に組み込まれている歯科医院がほとんどです。
歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を使って徹底的に汚れを取り除くことで、ホワイトニングの効果を最大限に引き出すことができます。
◎ホームホワイトニングの場合は?
ホームホワイトニングを行う場合でも事前に歯科医院でクリーニングを受けることで、よりホワイトニングの効果を期待できます。
歯の表面が清潔な状態であれば、ホームホワイトニング用の薬剤が作用し、より効果的な結果を得ることができます。
汚れが気になる場合は、ホワイトニングの合間にクリーニングに通うのも効果を高めるひとつの手です。
◎家でも汚れを残さないように
日常のケアも重要です。
毎日のブラッシングで歯垢をしっかり取り除くことで、ホワイトニング前のクリーニング効果を長持ちさせることができます。
フロスや歯間ブラシを使うことで、歯と歯の間の汚れも取り除けるため、日常的なケアを怠らないようにしましょう。
【ホワイトニングの前にはクリーニングがおすすめ】
ホワイトニングの効果を最大限に引き出すためには、事前のクリーニングが非常に重要です。
歯の表面に歯垢や歯石、ペリクルが残っていると、薬剤の浸透が阻害され、仕上がりにムラができてしまう可能性があります。
ホワイトニング前にクリーニングを受けることで、薬剤が均一に浸透しやすくなり、より美しい白さを実感できます。
ホワイトニングを行う際は、事前のクリーニングをしっかり受けて、効果を最大限に引き出せるようにしましょう。
ホワイトニングをお考えの方はぜひ当院にご相談ください。